自分の「好き」をWebサイトに
ホームページやWebサイトと聞くと、お店の宣伝や会社の紹介など、ビジネスのためのものというイメージが強いかもしれません。
「私には、人に見せるほどの特別な作品はないし……」
「ただの個人の趣味の記録なのに、サイトを作るなんて大げさかな」
そんな風にためらってしまう気持ちも、自然なことかもしれません。
「収益化するわけでもないのに、どうしてわざわざ手間をかけて、趣味のホームページを続けているの?」と、私自身もときどき聞かれることがあります。効率や数字が大切にされる今の世の中では、不思議に思えるのかもしれません。
私にとって、その答えはとてもシンプルです。
「ここに私がいる」という足跡をそっと残し、世界のどこかにいる同じ「好き」を持つ誰かと、静かに繋がっていたい。ただそれだけです。
誰かに買ってもらうための商品ではなく、誰かに評価してもらうための数字でもない。自分が何に心を動かされ、どんな時間を愛おしいと思って生きてきたのか。その大切な記憶や記録を、自分が心地いいと思える形に、そっと並べていく。
そうして出来上がった場所の灯りを見て、「あ、私もその世界、好きです」と、同じ温度を持った誰かが、ある日ひょっこり扉を叩いてくれることがあります。賑やかな場所から少し離れたところで、お互いの大切なものを尊重し合えるような、ささやかで温かい出会い。それもまた、自分だけの場所を持つ大きな喜びです。
日々のちょっとした呟きやリアルタイムの繋がりはSNSや無料のブログに任せて、自分が重ねてきた大切な思い出を、流行に左右されない場所へ、愛着の持てる形で残しておきたいと思う瞬間もあるかもしれません。
自分でドメイン(アドレス)を構えて作るホームページは、言わば「自分だけのアトリエ」のようなものです。背景の余白、文字の並び、全体の空気感。そのすべてを、自分の「好き」だけで満たすことができます。
何年、何十年と手をかけながら、ホームページを育てていく時間は、それ自体がとても贅沢で豊かな大人の営みです。
「パソコンに詳しくないから、形にするのが難しそう」という理由で、その大切な気持ちを諦める必要はありません。難しい設定や、写真と文章をきれいに配置するための技術。それらをサポートするために、私のようなWebクリエイターという仕事があります。
ビジネスのためだけではなく、ただご自身の「好き」を、いつか形にしてみたくなったときは、いつでもこの場所を思い出してください。
ゆっくり、お茶でも飲みながらお話しするように、あなたの「好き」のストーリーを聞かせていただけたら嬉しいです。
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